今が見頃!宮地嶽神社の光の道

人気グループ「嵐」が出演した日本航空のCMで一躍全国区に有名となった光の道。この光の道は、福岡県福津市の宮地嶽神社(みやじだけじんじゃ)から年に2回見ることができます。

時期は毎年2月と10月の20日前後、沈みゆく夕日が鳥居や参道の先に真っ直ぐにつながった時、神社と海岸、そして相之島が一直線の光で結ばれる光の道が出現します。

 

 

この光の道を観覧するためには、二つの方法があります。

一つは、宮地嶽神社が主催する夕日のまつり特別祈祷(初穂料一人5,000円)を申し込むことです。こちらは事前の予約が必要で、申し込ん札方には、当日お祓いを受けた後に、特別席で観覧することが出来ます。

 

もう一つの方法は、当日、参道の階段横の坂で列に並んで14時から配布される観覧券を入手することです。こちらは、人数制限がありますが、予約不要で無料で観覧することが出来ます。

 

 

一つ目の方法で観覧する場合、事前に予約の上、当日は午後3時より開始する受付で申込を行い、その後祈祷控室で待機します。午後4時より祈祷が始まり、神職からのお祓いを受けた後、開運殿という眺めの良い和室の大広間でお茶の接待を受けた後に、午後5時より特別観覧席へ移動し、午後6時前に夕日が沈みます。

 

観覧席に移動して、夕日が沈むまでの間、神社の神職さんから大変面白いお話を聞くことが出来ますので、そちらの方もぜひお楽しみください。

 

 

光の道が出現したとき、神社境内の大太鼓が鳴り響きます。非常に幻想的な時空に入ったような感覚です。

 

光の道に出会う旅、どうぞこの時期だけの景色に会いに、宮地嶽神社へお参りされては如何でしょうか。

 


宮地嶽神社(みやじだけじんじゃ)

〒811-3309 福岡県福津市宮司元町7-1

 

 

宮地嶽神社(みやじだけじんじゃ)は、福岡県福津市に所在する神社。神功皇后を主祭神とし、勝村大神・勝頼大神を配祀する。全国にある宮地嶽神社の総本社である。毎年220万人以上の参拝客が訪れ、特に正月三が日には100万人以上の人々が訪れている。開運商売繁昌の神社として知られている。宗像地方では宗像大社と並んで参拝客が多く、日本一大きいと称される注連縄と大太鼓・大鈴も有名である。神社の参道には多くの土産店が立ち並んでおり、商売繁昌にちなんで招き猫やダルマを販売している店が多い。また「松ヶ枝餅」が売られている。餅の表面には宮地嶽神社の神紋・三階松紋がある。

 

その他、毎月末の深夜0時(明けて1日)には「朔日参り」と呼ばれるものが行われており、多くの参拝客が深夜にも関わらず詰め掛ける。そのため多くの出店が出店しており飲食店も開店する。参道のうち、「男坂」と呼ばれる神社正面の石段から門前町を通り宮地浜まで至り相島を望む西向きの参道は、約800mに渡る直線道路となっている。9月の秋季大祭においては、この参道を御神幸行列が牛車で往復する。また、この参道の延長線上に夕日の沈む期間が、年に二期(2月下旬および10月下旬)あり、この夕日と参道が一直線に並ぶ光景は、2016年2月に放映された嵐が出演する日本航空のCMをきっかけに有名になり、「光の道」と称されるようになった。この時期には「夕日のまつり」が開催され、参道の階段は観覧席として使用する為閉鎖される。なお、石段である「男坂」のすぐ脇にも境内と参道を繋ぐ坂道があり、こちらは「女坂」と呼ばれ、各種車両や前述の牛車、参拝客などの通行に利用されている。2010年に屋根の一部が補修され柔らかい金色の荘厳な屋根となったが、チタン製屋根が採用されており、最新技術を伝統建築に採用された代表例となっている。(小野工業所施工、新日鐵住金TranTixxiiチタン)

 

宮地嶽神社の創建は社伝では約1600年前にさかのぼるとされ、息長足比売命(神功皇后)が、宮地岳の頂に祭壇を設け祈願して船出したのが始まりといわれる。現在の境内は祭壇を設けたとされる宮地岳の山腹に位置する。また、宮地岳山頂には宮地嶽古宮の祠、日の出参拝所がある。